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ガソリンスタンドに住みたい

馬鹿チョンについての私見

個人的な感覚では「馬鹿チョンカメラ」と言う語が発生した後に「馬鹿でもチョンでも」と言う言い方が派生したと認識しており,「馬鹿チョンカメラ」の本来の意味は「馬鹿でもチョンと押すだけで写真を写せるカメラ」だと思っている.


後付けで朝鮮人差別の「チョン」と混同され「馬鹿でもチョンでも写せるカメラ」と言う認識が広まったのだろう.そしてこの混同は朝鮮人差別のために意図的に為された可能性は高い,と考えている.


もっともこの認識は当時せいぜい小学校低学年の私が言葉を覚えた順と言うだけかも知れないので全く正当性がないのは承知している.その為この見解に対しては自身でも確定事項とは信じていない.wikipedia等でちょっと調べた限りでは朝鮮人差別とは全く別の罵倒表現として「ちょん」が使われていた経緯もあるようだ.


どれが正解かは知らないが,現在は過剰な言葉狩りが意味を特定しちゃった感がある.従ってid:buyobuyo氏の「http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090908/p1」と言う主張については「今はある」と反論する.意味の真偽は兎も角「チョンは朝鮮人差別」という説が広く認知されてしまった昨今では,誤解を招く語であるとは言えるだろう.


もっとも一時期阿呆みたいに使われてた言葉なのでうっかり失言したとしても,必ずしも「朝鮮人に対する差別意識を持っている」とは言えないので,失言に気付いて訂正|謝罪したら別にしつこく追求しなくても良くね?とは思っちゃう.


今から15年ほど前に知り合いの朝鮮人が「馬鹿でもチョンでも」を連呼していた時には,それに自己言及性を感じて笑いそうになるのを堪えなければならなかった程度に差別的な用語であると認識していた.更に遡れば1980年に入手したテイストレスな同人誌「よいこの誹歌集」で「チョン=朝鮮人」とした替え歌が掲載されていたように記憶している(脚注参照の事*1).70年代以前には「チョーセン」が主要な朝鮮人差別用語だった気もするが,流石にそこ迄遡っちゃうと記憶が曖昧すぎて良く判らない.今現在「馬鹿でもチョンでも」が差別用語と認識されると本当に知らない人が居れば,その人は相当におめでたい人であろう.


個人的には差別用語であっても,あるいは差別用語と認識されうる語であっても,全て黒塗りする発想は賛同しかねる.特に別の意味も含んだ「馬鹿チョン」等は殊更差別的意図が無いのであれば使っても良いんじゃねーのー('A`)と思う.「部落」とかもね.

*1:正確には「よい子の匪歌集」,奥付によると「83.8.7初版無理矢理発行」.問題の替え歌は「はじめ人間ギャートルズ」の替え歌として731部隊のマル(r ゲフンゲフン('A`)をテーマにした物なので必ずしも朝鮮人の事とは限らないかも知れない.歌詞は一寸書けない位酷いw